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子供が自尊心を持てるかどうかのチャンス

かな打!経由「校長・・学校のおやぢ」内の記事もっと早くからローマ字を
教科書にないから低学年はカナキーを使う。ローマ字を習ったらローマ字キーに変える。これは二重の負担ではないか? 始めからローマ字にすればいい。

こりゃ酷い。彼の他の記事をちょっと拝見すると、結構共感できるものが多いみたいなのでさらにがっくり来る。問題点はふたつ。

  1. 子供の多様性を認める気がない(ように見える)。
  2. 道具に対する考え方を教えることを忘れている。

器用な子供はかな入力だろうとローマ字入力だろうとそこそこ文句言いながらでも適応できちゃうもんです。それどころか両方をとんでもない速さで入力するのがでてくるくらいで。ですから二重の負担であったとしても取るに足りないレベルの話で考慮の必要なし。

問題なのはそうでない子の方。かな入力とローマ字入力という二択ではどうしようもなくて、二重どころか三重以上の負担になってしまう、そういう子が出ます。確実に出る。

そこで効いてくることの一つが、不適当な道具は改良すべきという教育がちゃんとできているかどうかです。人間が道具に使われるのではなく、道具を人間に合わせるべき、という知識が与えられているかどうか。道具を社会制度とかに読み替えても構いません。

その教育ができていれば、それ以外の別の選択肢が存在することを子供自身が早期に見つけ出せる可能性が高まりますし、教える側が途中までの道標になることもできます。

その“別の選択肢”は必ずしも平坦ではありません。ですが、ワープロ全盛時代よりはかなり凸凹が減ってきています。キーボードの形状そのものを変えるのは費用とリスクがまだまだ大きいのですが、ソフトウェアで対応する分には「最大の障害は社会制度」というところまで来ています。

そのことを知った子供が、自分を支えていけるだけの基礎知識を与えられていれば「セルフエスティーム」の度合いが全然ちがうのはおわかり頂けるかと思います。二択ですら論外、ローマ字入力一択だと教育の名に値するかどうかさえ疑わしい。

二択or一択指導の結果、子供に「自分はパソコンを使う権利のない人間なんだ」と思われてしまったら、それは教育の敗北というしかないでしょう。

んで。先生方に何をしてほしいか、というと。

  1. 授業でやる前からパソコンの文字入力にそこそこ長けている生徒にはキー入力の授業を免除すること。明らかに時間の無駄。ローマ字入力の再教育はかな入力で困っていない生徒には不要。
  2. Windows を使っているときは日本語入力モードの時に Alt を押しながら「カタカナひらがな」キーを押すことでかな入力とローマ字入力が切り替えられることをちゃんと教えておくこと。
  3. かな入力とローマ字入力のどちらにも適応できなさそうな子供に対してもキー入力の授業を免除すること。
  4. 上記二通りの理由などで授業を“免除”された生徒にはかな入力とローマ字入力以外の文字入力に関して調査する課題を与えること。できればその課題を他の生徒の前で発表する機会があるほうが望ましい。
  5. 少なくとも“免除”された生徒に、できることなら全員に、「キーボードはそのままでソフトウェアだけで文字並びを変える方法」「キーボードそのものの形状を変える方法」の二通りがあることを課題の最後の先生からのコメントとして付すること。
  6. コンピュータはまだまだ発展途上の道具であり、道具は必要ならば改良しなくてはならず、これに文字入力法も含まれるということを子供に伝えること。当然ながら先生同士の間でも共通認識として持ってもらわねばならない。

…現実的な解としてはこんなとこですか。まだまだ言い出したらきりがないんですけどね。課題は免除を問わずさせるべきとか言ってみたいがさすがに難しかろ。

なお「かな入力」という表現は私としてはやりたくない流儀なのですが、今回は話をややこしくしないようにあえてその表現をとりました。関連の話題は先日の“旧”JIS配列という呼び方にて。

かの校長のブログに共感できるものが多い、と書いたけど違うところも多そうだ。

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なぜ? ローマ字教育発祥の謎

 昭和26年の学習指導要領でローマ字学習が取り上げられたわけですが、その当時はもちろんキーボードなんて意識していないはずです。 一体どんなねらいがあったのでしょう?人気blogランキングへにほんブログ村 教育ブログへ中学校 高等学校 学習指導要領 

Re: もっと早くからローマ字を(@もっと早くからローマ字を)他3件

ローマ字をもっと早くから学ばせるべきだというAYETOWNさんの意見です。htt

comment

Secret

 はじめておじゃまします。

親指しふたー&JISかなユーザーです。

ちなみに会社では仕方なくローマ字です。

かな入力が嫌われることに関してはもう慣れました。

だれがどんな入力方法を使っていても気にならないですが、とりあえずかな入力が消えなければ良いなぁと思います。

関係あるようなないような話ですが、世の中からマニュアル車が無くなってオートマ車だけになる日が来るのでしょうか…。

来なければ良いですね…。

コメントをご希望でしたので、書かせていただきます。
私の元記事は、名前のリンクをご覧ください。

>問題なのはそうでない子の方。かな入力とローマ字入力という二択ではどうしようもなくて、二重どころか三重以上の負担になってしまう、そういう子が出ます。確実に出る。

どういう子のことを言っているのかがはっきりしていないので、論点がかなりぼやけてしまっています。
そのため、

>そこで効いてくることの一つが、不適当な道具は改良すべきという教育がちゃんとできているかどうかです。人間が道具に使われるのではなく、道具を人間に合わせるべき、という知識が与えられているかどうか。道具を社会制度とかに読み替えても構いません。

「何をどう改良すべきなのか」というところが全く見えないので、論理が空転している印象を受けます。
そこをはっきりさせない限り、おそらく言いたいことは伝わらないと思います。

しかしこの「改良すべき」という提議はかなり微妙で、
「気に入らないものは変えてしまえ」
「不都合な部分を的確に見つけて修正しよう」
という、方向性の違う2種類の解釈がされかねないのです。
前者は非常に自己中心的な方向に、後者は建設的な方向に解釈できます。
何でもかんでも変えてしまうことがいいことだとは言えないのです。

>二択ですら論外、ローマ字入力一択だと教育の名に値するかどうかさえ疑わしい。

ここで質問。
パソコン教育を受けるのに、Windowsしか選択肢がないのはどうお考えなのでしょうか?
ローマ字入力だけを槍玉に挙げるのはおかしな話だと考えます。

あと、先生方にして欲しい項目1~6を挙げられていましたが、乱暴な書き方になりますが、「だったらあなた自身が一度やってみたら?」と思います。
私自身、そういう現場を見てきているので、この1~6全てが「机上の空論」「部外者の勝手な意見」としか見えないのです。
一例で言えば、パソコンの授業が先生一人でできると思っているであろう点。一人でやっていた場合、パソコンの授業は、たった一台のトラブルで全ての進行が停止してしまうのです。
それを踏まえれば、「~の授業を免除」なんて提案は相当非現実的であることがすぐわかるでしょう。

そのほかの件も、実際に現場に入ってみれば、それらがどれだけ非現実的なことか、身をもって理解できると思います。
とはいえ、「一度やってみたら?」と気軽に言えるほど、簡単にやらせてもらえることではないでしょうけどね。

もし本気で要望として出したいと思うのなら、地元の教育委員会に話を持って行ってみればいいと思います。
私にコメントを要求してくるぐらいに真剣に議論したいのでしたら、それぐらいの考えをお持ちだと考えます。

「横並びの強制」が100%いいことだとは言いません。
そんなことは、先生方もとっくに承知のことです。
でも、「教える側にも都合がある」のです。
私は時間が解決すると考えますが、それではダメだとお考えなら、どうぞ地元の教育委員会へ足をお運びください。
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